「住友林業を検討しているのだけど外壁は何がいいかな?」
「住友林業のsodoっていいのかな?」
住友林業の外壁で悩まれている人はいませんか。住友林業といえばシーサンドコートですが、最近はsodoの人気も高まっています。2020年から標準にされたsodoですが、人気が高まっているといった言葉だけですぐに決めるのは難しいです。住まいのイメージを変える外壁なだけに、悩む人も少なくありません。
そこで今回は住友林業の外壁sodoの特徴について解説をします。メリットやデメリットと併せて参考にしてください。
住友林業の外壁sodoの特徴や種類
自然素材の「藁すき」を使用しているsodoは、シーサンドコートよりも和の風合いが強いイメージです。まずは特徴をしっておきましょう。sodoの主な特徴は次のとおりです。
・カラーバリエーションは10種類
・仕上がりパターンは3種類
・顔料仕様
カラーバリエーションは10種類

sodoのカラーバリエーションは全部で10種類、シーサンドコートよりは少ないですが、いろいろなカラーが用意されています。カラーバリエーションの主な特徴は次のとおりです。
sodoは旧国名を色の名前に採用しています。各地をイメージして付けられた名前は、和の雰囲気がたっぷりです。名前の印象からも伝わってくるとおり、sodoには落ち着いた雰囲気のカラーが多く取りそろえられています。
sodoは落ち着きのある風合いなことから、住友林業が得意とする木造の住まいによく合う仕様です。古くから使われている「土壁」をアレンジして作られたsodoらしい色合いのカラーバリエーションが楽しめます。
また、sodoを選んだ人の口コミを見ると、時間帯や光の当たり方によって色の見え方が変わるといった声が多く見られました。カラーバリエーションは10種類ですが、見え方によっては一色であっても複数の色に変化しているようです。
旧国名ですが、そのエリアに建てるのならば同じ名称のカラーを利用してみてはいかがでしょうか。sodoのカラーバリエーションは、いろいろな楽しみ方ができます。
仕上がりパターンは3種類
sodoの仕上がりパターンは全部で3種類、こちらもカラーバリエーションと同様にシーサンドコートよりは少ないです。仕上げの変更によって外壁のイメージはだいぶ変わります。用意されている仕上げパターンは次のとおりです。
- ラフ:吹付け仕上げ
- 刷毛引き:吹付け仕上げ
- コテ押さえ:コテ仕上げ
ラフ以外は提案仕様なので追加料金がかかります。この点はシーサンドコートと変わりません。仕上がりは、外壁の上塗り部分なので、こだわる人も多いのではないでしょうか。ラフは吹上のみで作業が完了します。とくにこだわりがなければラフでも十分です。
ただし、刷毛引きと比較をすればムラが目立ちやすいので注意をしましょう。ムラが気になるといった人には刷毛引きが、おすすめです。とくにこだわりが強ければコテ仕上げも検討しましょう。職人作業で丁寧に仕上げてくれます。追加料金は高めですが、外壁に力強さが備わるのが特徴です。
顔料仕様
sodoの塗料は顔料仕様です。退色の少ない顔料なので、いつまでも美しさが保たれます。染料ではなく水や溶剤に溶けない顔料を使用しているのも特徴のひとつです。次のようなメリットが生じます。
sodoの耐久性は高いです。顔料が住まいの外壁を守ってくれます。水に強いので藻やカビがはえにくいのも特徴です。キレイな外壁が長続きします。
他の外壁との違い(サイディング・タイルとの比較)
| SODO | サイディング | タイル外壁 | |
|---|---|---|---|
| 見た目・質感 | マットで自然素材感。目地がなく、木造住宅によく映える一体感あり。 | 工場成型パネル貼り。目地が必ずできるため、継ぎ目が視覚的に出やすい。 | 高級感・重厚感あり。焼き物素材そのもの。質感・風格ともに強い。 |
| メンテナンス性 | 吹付塗装だが、住友林業仕様では「30年保証」など余裕を持たせた設計あり。割れにくい構造も強み。 | 比較的安価だが、継ぎ目(目地)から水や汚れが入りやすく、再塗装や補修の頻度がやや高めとの口コミあり。 | タイル貼りは非常に耐久性が高く、再塗装の必要がほぼないという意見も。長期保ちたい方向け。 |
| 初期コスト | 吹付仕様なので、サイディングよりは高め。SODOは標準仕様に採用されているが、色・仕上げパターンで追加費用あり。 | 工場製造のパネル+貼り施工ということで、コストを抑えやすい。コスト重視型には選ばれやすい。 | 初期費用が最も高くなるケースが多い。素材・施工手間がかかるため、オプション扱いにされることも。 |
| デザイン・選択肢 | くすみ系カラー・和モダンにも映えるデザイン。吹付ならではの質感や色合い表現が可能。 | デザインバリエーション豊富(石目・木目・レンガ調など)だが、素材感・高級感では吹付/タイルに若干劣るとの見方あり。 | 素材そのものとして最高級の外観。貼りパターンや凹凸のあるタイル、重厚な印象を求めるなら最適。 |
住友林業の外壁sodoのメリット
住友林業の外壁sodoのメリットは次の3つです。
和風のデザインにピッタリ
日本の伝統である土壁を現代風にアレンジしたsodoは、和風のデザインにピッタリです。sodoで建てられた住まいは、やわらかく落ち着いた印象を与えてくれます。木造が得意の住友林業にピッタリの外壁です。
外壁に目地がない
目地がないのもメリットのひとつです。つなぎ目のない美しい外観が住まいのきれいさを長く保ってくれます。目地がないことで、すっきりとした美しい外観に仕上がるのです。目地のない外壁のメリットを確認しておきましょう。
外壁一面が違和感なく同じ色で統一できます。途中のつなぎ目に線が入ることはありません。つなぎ目のイメージは低いです。安物感がどうしてもでてしまいます。もちろんタイルを使用していれば目地の安物感は抑えられますが、縦にだけ長く入った目地は気になる存在です。なくすことで見た目の価値が向上します。
また目地にかかるメンテナンス費用が不要になるのもメリットです。サイディングの目地は7~10年程度でメンテナンスをしなければ雨水が浸透するかもしれません。sodoは、目地がないのでメンテナンスが不要です。劣化に不安を抱く必要がありません。
目地がないので、目地によくつく汚れが気にならないのもメリットです。目地の汚れは外観の印象を変えてしまいます。いつまでもキレイな外観が長続きするのは魅力です。
耐久性が高い
一般的な吹付け塗装の耐久性は10年程度といわれています。sodoも吹付け塗装で作業をしますが、耐久性は30年です。住友林業は、シーサンドコートと同じく30年間にわたり塗装が不要と紹介をしています。
吹付塗装の耐久性が低い理由はひび割れです。
・塗料の性能不足
・経年劣化
・地震などの振動
sodoの性能は高いです。水が浸透しにくく長い年月の間、外壁を守ってくれます。しかも経年劣化に対応するため、住友林業では「きづれパネル」を採用しているのがポイントです。
きづれパネルは住友林業が開発をしました。通気層と下地板の2つの機能を持ったきづれパネルが、吹付塗装の耐久性を上げています。塗料の性能の高さときづれパネルにより、30年間塗装が不要を実現するのです。
住友林業の外壁sodoのデメリット
住友林業の外壁sodoのデメリットは次の3つです。
10年程度経つと汚れが気になる
10年程度経過すると汚れが気になりだすようです。耐久性は高いですが、汚れに対応する性能は備わっていません。最近はセルフクリーニング効果のある外壁の人気が高いです。しかしsodoは多少ですが汚れが気になります。
ただカビや藻は紹介したとおりはえにくいです。カビや藻はみすぼらしい外壁にしますが、そのような見た目までとは言えません。しかもsodoは落ち着いた印象を与えてくれる外壁です。年月の経過による汚れが味わい良く感じることもあります。
おすすめなのは、30年程度での再塗装です。10年や20年目でのメンテナンスはせず、30年目で再塗装することで、外壁が住まいを末永く守ってくれます。
職人の実力によって仕上がりが変わる
施行する職人の実力によって、仕上がりにムラができる可能性があるのはデメリットです。実力のある職人が施工してくれるかが気になります。職人ガチャかもしれません。。口コミでもたまに、職人の技術の無さを嘆くような内容がみられます。
ただ従来の土壁は、経験豊富な職人のみが施工できましたが、最近は性能の高さが職人の技術を支えてくれています。職人によりムラが出る可能性は、どの施工でも同様です。そして見た目は指摘ができます。もし気になるようでしたら営業マンに相談をしましょう。
シーサンドコートよりも高額
sodoはシーサンドコートと同じく標準仕様ですが、価格に多少の違いが生じています。シーサンドコートよりも高額になるので注意をしましょう。高額といっても多少になりますが、高くなることに変わりはありません。
外壁の種類全体で比較するとタイル施工よりは安いです。住友林業ではLIXILと平田タイルの2つでタイルを用意していますが、どちらも吹付け塗装よりは高額になります。一番安くできるのがサイディングです。吹付け塗装はサイディングより高くタイルよりは安い位置づけとなっています。
吹付け塗装だけで比較をすると多少高くなりますが、デザイン性を重視しましょう。シーサンドコートも優れています。ただデザインが違うとなれば多少高くてもsodoにするべきです。
SODOの価格(費用目安)
具体的な数値は公表範囲が限られているため、推定を交えながら「㎡単価・総費用」「タイルやサイディングとの比較」「初期費用 vs メンテナンス費用」の3つの観点でまとめます。
外壁としての追加費用の相場(㎡単価・総費用)
SODOは、天然素材(土・藁など)を活かした高級仕様であるため、標準的な吹付・サイディングよりもやや高めの費用になる傾向があります。
たとえば、一般的な外壁仕様(住友林業の標準仕様)では「1㎡あたり3,300円程度」という報告があります。これを延べ床面積40坪(約132㎡)の建物で外壁面積を約320㎡と仮定すると、3,339円×320㎡=約107万円という計算になります。
SODOを採用した場合、標準仕様よりも「オプション差額」が発生するケースが多く、ブログ事例では「SODO会津/刷毛引き仕上げ」で差額10万円程度という記録もあります。よって、SODOを全面採用した場合の追加費用は「数十万円〜100万円程度」幅が出る可能性があると見ておくと安心です。
タイル外壁やシーリングレス外壁との価格比較
タイル外壁(例えば住友林業のタイル仕様)は、非常に高耐久・メンテナンス性に優れる反面、初期費用がかなり高くなるという口コミがあります。例えば「外壁全面タイル貼りで600万円以上」という報告も。
一方、SODOはタイルほどの初期コストではないものの、サイディングよりは上位の価格帯であり、「標準サイディング」→「SODO」→「タイル」という費用の階層構造があると理解できます。
まとめると、外壁の選択肢ごとに初期コストが大きく異なるため、「単価」だけでなく「仕様」や「オプション」内容の違いを押さえておくことが重要です。
初期費用 vs メンテナンス費のトータルコスト比較
初期費用だけで判断してしまうと、将来の維持費・メンテナンス頻度という観点を見落としがちです。SODOについて、メンテナンス性も一定の仕様が担保されており、「防藻・防カビ性能」などを標準で持っているという記録があります。
例えば、一般的な外壁塗装リフォーム費用は住友林業の例で「約120万円」前後という数値も出ています。って、初期費用がやや上がるSODOを選んだとしても、「10年・20年後の塗装や補修の回数を減らせるなら、長期目線ではコストメリットが得られる可能性」があります。
住友林業の外壁sodo実例:アイデアを参考に
実例1:sodo会津のコテ押さえ

@sumirin_hime さん宅の外観です。
落ち着いた雰囲気で大人っぽさを感じます。コテ押さえは光があたり具合で見え方が変わる点も魅力の一つです。
実例2:sodo美濃 コテ押さえ

@sumi__tm さん宅の外観です。
重厚感と落ち着きを感じますね。植栽や外構との相性もとてもいいです。
実例3:sodo備前

@sumirin21.7 さん宅の外観です。
備前は墨色なので、真っ黒すぎずおしゃれな色です。
お隣の竹林とも合っていますね。
住友林業の外壁sodoに関するよくある質問
まとめ
住友林業の外壁sodoは、和風のデザインによく合う魅力的な外壁です。木造を得意とする住友林業ならではの風合いを持っています。耐久性や目地のなさなど、性能の高さも魅力の外壁です。
ただシーサンドコートやタイルなど他にも魅力的な外壁が住友林業にはそろっています。色のバリエーションも豊富です。今回はsodoの特徴やメリットについて解説をしましたが、価格と住まいのトータルデザインを踏まえて検討されることをおすすめします。



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