MENU

【実例あり】住友林業の和室ってどう?和室のメリット、デメリット

【事例あり】住友林業の和室ってどう?和室のメリット、デメリット

「住友林業の和室ってどうなのかな?」
「住友林業の和室の特徴を知っておきたい」

リビングの隣に和室を設置する間取りの人気は、非常に高いです。しかし和室によっては全体的なイメージを損なうかもしれません。和室を設置するならばハウスメーカーへのこだわりも大切です。

住友林業は木造に強いハウスメーカーで、和室にも高いこだわりを持っています。しかしすぐに「住友林業に決めよう」とは言えません。住友林業が建てる和室の特徴を知っておくべきです。

そこで今回は、住友林業が建てる注文住宅の和室について紹介をします。事例やよくある質問も紹介するので参考にしてください。

目次

住友林業の和室の特徴

住友林業の和室の特徴

参照元:住友林業公式

住友林業が提案する和室の主な特徴は次の5つです。

  • 吊り鴨居で上部をすっきり
  • 種類が豊富に用意された畳
  • 木目があざやかな敷目天井
  • 壁は伝統的な土壁仕上げ
  • 格式を高める床の間

吊り鴨居で上部をすっきり

住友林業の和室は「吊り鴨居」の提案が可能です。鴨居とは建具(襖や障子など)を支える溝のついた横木を指します。鴨居を吊りにすることで、上部に空間が生じ、リビングとの一体感が生まれるのが特徴です。

住友林業では吊り金物と三方枠がセットになった吊り鴨居を用意しています。バリエーションは5パターンです。

種類が豊富に用意された畳

住友林業の和室は、畳の種類を豊富に用意しています。純和風や和モダンにも対応が可能です。家のイメージに合わせて選択できます。リビングに畳の採用を検討している人におすすめです。

用意されている畳の種類

・和紙タイプ:全12色
・国産い草タイプ
・樹脂タイプ:全11色
・システム畳(床暖房に対応):全17色

和紙タイプは、こよりのようにねじった和紙をい草のように編み込んで作られた畳です。い草タイプよりも耐久性が高く、住友林業でも推奨仕様にされています。ダニやカビも発生しにくいのでおすすめです。ただしい草の香りが好みの人には、和紙タイプは残念かもしれません。

カラーバリエーションも豊富で縁なしも選択ができます。畳によって和室のイメージは大きくかわるので、バリエーションが豊富なのはおすすめです。

木目があざやかな敷目天井

住友林業の和室は天井に敷目天井材を採用しています。敷目天井とは、つなぎ目に1㎝程度の隙間を開ける天井です。住友林業では、デザインに伝統的なものからモダンなものまで用意しています。

壁は伝統的な土壁仕上げ

住友林業の和室の壁は、趣のある伝統的な土壁仕様です。デザインも豊富なので、リビングのイメージに合わせた提案をしてくれます。格子と土壁を絶妙にマッチングさせることで、部屋に一体感が生まれるデザインも可能です。

格式を高める床の間

床の間は和室の雰囲気を高めるのに欠かせません。最近ではオシャレなスペースとして活用する人も増えています。住友林業は「ケヤキセット」や「杉絞丸太セット」などで雰囲気を高めるのが特徴です。

飾る掛け軸や絵画、花や置物をイメージしてからデザインを決めましょう。格式を高める和の空間に仕上げてくれます。

和室のメリット

和室のメリット

和室の主なメリットは次の5つです。

・幅広い使い方ができる
・リラックス効果が高い
・調湿効果が高い
・防音効果が高い
・熱伝導率が低いので冷えにくい

幅広い使い方ができる

和室のメリットといえば幅広い使用用途です。和室の特徴から、子供部屋や寝室にも活用できますが、それだけではありません。いろいろな活用方法に「つくってよかった」と思われる人が多くいます。

和室の使用用途はつぎのとおりです。

・来客用の部屋
・作業部屋
・イベント部屋

ちょっとしたゲストルームとしても活用ができます。布団を敷けば泊まっていただくことも可能です。ベッドのあるゲストルームだとスペースが狭まってしまいます。和室ならば布団を敷いておくだけで対応が可能です。

ちょっとした家事にも利用ができます。洗濯物にアイロンをかけたたむといった家事の場としても活用が可能です。フローリングと違い床も柔らかいので、子供を遊ばせながら近くで家事ができるといったメリットが和室にはあります。
古くからのイベントには、和室が欠かせません。ひな祭りやこどもの日など、何かを飾るときには和室が似合います。子供の成長を祝うイベントに和室の魅力は欠かせません。身長を記録するのも和室ならではの醍醐味ではないでしょうか。

リビングの横に和室があると、いろいろなシーンで活躍をします。幅広い使い方ができるのは和室のメリットです。

リラックス効果が高い

い草を採用して作った和室はリラックス効果が高いです。い草のリラックス効果は化学的にも証明されています。ちょっとした癒しの空間としても重宝されるのが和室です。日頃の疲れを和室が癒してくれます。

い草に含まれるリラックス効果は次のとおりです。

・ホルムアルデヒドを吸収
・消臭や脱臭
・殺菌や防腐効果

ホルムアルデヒドとは、シックハウス症候群の原因として有名です。のどの渇きや痛みなどに伴い咳がでます。ホルムアルデヒドが人の粘膜を刺激するので、目がチカチカするなどの症状が現れるかもしれません。い草がホルムアルデヒドを吸収することで、これらの症状を緩和させることが証明されています。

またい草は、フィトンチッドが含まれているのが特徴です。消臭や脱臭、殺菌や防臭効果が高まります。リラックスして過ごしたいときには、い草を利用している和室が有効です。普段の疲れを癒してくれます。

い草の和室に居ると、まるで森林の中にいるようです。心を落ち着かせ、質の良い睡眠効果にも期待ができます。空気中の二酸化炭素などを吸収し空気をキレイにしてくれるので、子供のお昼寝などにもおすすめです。

和室がリラックスできる空間をつくってくれます。忙しい毎日で疲れているときは和室で一息しましょう。心を落ち着かせることで周囲に優しくなれます。

調湿効果が高い

和室に採用できるい草や塗料には、調湿効果が期待できます。漆喰・砂壁・珪藻土を含んだ塗料を採用することで、調湿効果が上がるのは和室のメリットです。和室に採用される自然素材が優れた吸収性を発揮します。

い草はジメジメとした夏には湿気を吸収し、乾燥する冬に放出するといった仕組みがあるので、過ごしやすい環境にしてくれるのが特徴です。梅雨や夏場はサラッとし、乾燥する冬には過ごしやすい湿度を保ってくれます

四季は日本の魅力ですが、環境に体が追いつかず体調を崩す人も少なくありません。和室の調湿効果が、季節の変わり目での体調にも良い影響をもたらしてくれます。高温多湿な日本には必要です。

防音効果が高い

和室は柔らかく洋室は固いイメージがありませんか。柔らかいイメージからもわかるとおり、和室には防音効果があります。和室のクッション性が振動を吸収してくれるので、音が響きにくいのが特徴です。子供特有のバタバタ歩く音を抑えてくれます。

また和室は洋室に比べ、物を落とした時の破損率が低いです。ガラス製品をフローリングに落とせば破損します。しかし和室の柔らかさから、物を落とした場合でも壊れない可能性があるのはメリットです。

子供が遊んでいてもし転んだとしてもケガをしにくいといった柔らかさが和室にはあります。い草の繊維がスポンジ状になり空気を含んでいることから、音や衝撃を吸収してくれるのです。

子供の遊び場には防音効果の高い和室をおすすめします。

熱伝導率が低いので冷えにくい

和室はフローリングよりも熱伝導率が低いです。い草の中にある空気の層が熱を伝わりにくくしてくれます。冬場にフローリングで寝転ぶイメージはしにくいですが、和室ならイメージがしやすいです。柔らかさと冷えにくさが、冬場でも寝ころびやすい場を作り上げてくれます。

和室のデメリット

和室のデメリット

和室の主なデメリットは次の5つです。

・傷みやすい
・管理が必要
・変色しやすい
・フローリングよりも汚れが付きやすい

傷みやすい

畳のメリットでもある柔らかさが、傷みやすいデメリットにもつながります。古い和室は、畳についた跡から何の家具が置かれていたか想像できることがありませんか。長期にわたり家具を置いておくと傷みやすく、跡がつくのがデメリットです。

・家具を配置したことで畳が凹む
・家具を引きずると畳が傷む
・遊んでいて畳が傷む

タンスや机などを置くと、畳の柔らかさから下に沈みます。長期にわたり家具や家電を置いておくことで畳が傷むのです。模様替えを検討しても畳についた凹みが気になり、畳を変えなければレイアウト変更ができないといった状況になるかもしれません。

また家具や家電など重い物を動かすときに引きずってしまうと、畳が傷みます。毛羽立ちが目立ち、和室の魅力が半減するかもしれません。子供が遊んでいるときも同様です。悪気なく畳の目に逆らって棒を引きずる遊びをしたらどうなるでしょうか。確実に畳が傷みます。

ただ最近は凹み防止のマットが販売されるようになりました。家具や家電を畳に置くときは、間に凹み防止のマットを設置しておきましょう。

畳は6~7年程度で表替えをするのが一般的です。模様替えは畳を返す「裏返し」や「表替え」などのタイミングで行いましょう。また子供には畳は傷みやすいことを伝えておくのが大切です。

管理が必要

メリットに調湿効果があると紹介しましたが、限度を越えればカビが発生することもあります。掃除やメンテナンスなど定期的な管理が必要です。放置をすると和室のメリットが損なわれ、古く汚い部屋になることもあります。

・ダニやカビの原因になりやすい
・隙間にゴミがたまりやすい
・襖や障子の耐久性が低い

メンテナンスをせず放置をするとダニやカビが発生する原因につながります。ダニのエサは人のフケやアカ、カビなどです。湿度が上がるとカビも発生しやすくなります。増殖する条件がそろってしまうのです。


また、隙間にゴミがたまりやすいので、ダニやカビを繁殖させないためにも定期的に管理をしましょう。掃除は定期的に行い、畳の目に沿って掃除をするなど気遣いが必要です。和室は自然素材を多く採用しているので、掃除の際に使う道具にも注意をしましょう。重曹などを利用すると変色することもあります。


和室に採用する襖や障子の張替えも必要です。和紙で出来ているので日当たりによる変色や、間違いによる穴など、数年で見た目が落ちます。キレイな和室を維持するためにも、定期的に管理をしましょう。


畳が湿っぽいと感じたときは、すぐに対応が必要です。毎日の空気の入れ替えだけでなく、天気の良い日は畳を外で干すなど、畳の良さが継続する工夫を施しましょう。

変色しやすい

建てた当初は青々としていた畳も、数年で変色します。日焼けによる変色を抑えるのは難しいです。同じ和室でも日当たりの度合いで畳の変色度が変わります。変色した畳は古いイメージを与えやすいのでデメリットです。

変色を抑えるには次の方法を参考にしましょう。

・クエン酸スプレーで拭く
・「お湯2」:「お酢1」の割合で混ぜた液体で拭く
・乾いた布で拭く

畳の変色は和室の美しさを損ないます。部屋全体の雰囲気を重くするかもしれません。キレイなリビングのとなりに古めかしい和室があるのは、デメリットです。定期的に掃除をすることで、できるだけ変色を防ぎましょう。

フローリングよりも汚れが付きやすい

畳はフローリングよりも汚れが付きやすいです。調味料や飲み物をこぼしたとき、フローリングならばサッと拭けますが畳はしみ込みます。畳にしみ込んだものが汚れとなり目立つのです。

また気が付かずこぼしたままで放置するとカビの原因につながります。こぼした時はすぐに乾いたタオルを乗せ、水分を吸い取りましょう。色のついたものでシミになりそうな場合は、小麦粉などを利用すると変色が防げるかもしれません。

住友林業の和室事例:アイデアを参考に

和モダンな雰囲気+暖かさ

和モダンな雰囲気+暖かさ

mayu______sumirin__さん宅の和室です。

照明の色合いや円形こたつの丸みなど、暖かい雰囲気を感じられる和室です。こたつのお布団やクッションなど小物のセンスも抜群です。

和室の外に植えているイロハモミジに風情を感じる

和室の外に植えているイロハモミジに風情を感じる

kurumi_pan_mさん宅の和室です。

奥のハイグレードクロスの雰囲気が素敵です。砂壁っぽい質感が和室の雰囲気にぴったりです。

住友林業の和室に関するよくある質問

住友林業の和室に関するよくある質問は次のとおりです。

和室の収納(押し入れ)に標準サイズはありますか?

標準は得にありませんが一般的な大きさは次のとおりです。
・間口:165㎝~180㎝程度
・奥行:75㎝~85㎝程度
・高さ:上段90~100㎝程度、下段65㎝~75㎝程度
住友林業は自由度の高いハウスメーカーです。ある程度のサイズ変更にも対応をしています。押し入れの奥行きは一般的なクローゼットよりも長いです。標準サイズは得にありませんが、布団を入れるといった用途に合わせて提案をしてもらいましょう。

住友林業の和室はオプションですか?

住友林業では和室をオプション仕様(提案工事)として扱っています。選べる種類は豊富ですが、費用に大きな違いが生じるので注意をしましょう。

天井の高さまである障子は扱っていますか?

住友林業では天井の高さまである障子の用意はないようです。扱っているのは天井の高さまである「ハイウォール建具」のみなので注意をしましょう。

まとめ

住友林業の和室はデザイン性が豊富なので、トータルバランスに合わせた提案をしてくれます。しかも木の特性を活かした住まいづくりを目指しています。木造の良さがふんだんあじわえる和室が完成することでしょう。

ただ提案工事が多くなるので予算の配分に注意が必要です。しかし住友林業は、予算も併せて幅広い提案を用意しています。和室を検討している人は一度住友林業に相談してみるのがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次